2009年6月7日日曜日

管理建築士講習終了証送付される・・建築改正法案に異議あり!

2009年4月7日に受講した管理建築士講習。講習の最後に簡単なテストがあって、それに合格すればOKとか。合格率90%以上の簡単なテストなのであるが、やっぱり結果が出ないと心配!と思っていたら、郵送されてきました。ひと安心。

しかし、姉歯構造偽装問題に端を発する改正は、建築設計を本業とする中小の設計事務所には、一向に目が向いていない。組織事務所と称される大手設計事務所、建設会社の設計部、ハウスメーカーの設計担当部署、のような、組織的事務所に有利にはらたくような改正内容ばかりである。加えて、また、こんな講習のための外郭団体をはじめ、制度を複雑化してばかりいるため、天下り先外郭団体がにょきにょきできている。

本来、この偽装問題は、設計を本業としているならば、簡単に気づく問題である。あんな、配筋設計はありえない、設計を専業とするものならば、見ればすぐわかる問題なのだ。

むしろ、解決には、設計者を、発注者・工事会社とは別の第三者として独立させること。第二に、建築設計業を独立業として成立させるような制度、つまり、設計料金の十分な補償をすれば全て解決するのだある。

今回の改正は、上の二点のいずれにも、及んでない。制度を複雑化し、経費をかけ、官僚の天下り先を確保し、建設工事会社・ハウスメーカーの仕事の囲い込みを図っているだけである。そこから生まれる結果は、終わらない手抜き工事と、献金の温床の保存。設計者のアイデンティティーの欠如した30年持たぬつまらない建築と町並みだけである。

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