しかし、こんなことを書いていると、建築家とコンピュータ管理者の共通点とも言えることが浮かび上がって来る。結論から言うと、専門と専門を繋ぐ、いわば、接着剤のような役割だ。
素人コンピュータ管理者のヒロシ君は、何を悩んだかというと、5台のPCのネットワークができなくなった、原因を究明し、その障害の要因ををなくすことである。
ここで、問題となるのが、ヒロシ君のネットワークについては誰も理解していない。それぞれの機器についてだけ、サポートされているという現実である。
つまり、ネットワークの構成部品とその管理者は、部品→管理者で表現すると、
- モデムと1次ルータ→NTT
- 2次ルータ→Buffalo
- PC→Dell
- インターネットの1次接続サポート→iij(プロバイダ)
しかし、「NTT「ひかり電話ルータ」バージョンアップで大パニック・・ネットワークは難しい」で、長々とレポートしたように、全体、システムを管理するのが難しい。
それぞれの機器については、それぞれのメーカー・専門者聞けばいい。しかし、コンピューター管理者のヒロシ君は、ネットワークが構築できない原因を、各専門担当に聞いて、問題を分析。「ひかり電話ルータ」の設定と突き止め、さらに、作業の途中で、悪化させた設定の不具合を修正という、システムの再生は、コンピューター管理者のヒロシ君しかできなかったのである。
なぜ、難しいかといえば、
- 知識がより、広範囲なること。
- 原因の特定が、難しくなること。
- 全体構成の理解が必要であること。
それを何とかして、解決し、つなげるのがコンピューター管理者のヒロシ君であった。
実は、建築家も、建築というシステムの管理者なのである。
課題を見出し、デザイン・構造・設備・環境の全体のシステムを構築する。
私の課題はそのはるか前、PC環境の構築・WEBによるオーナー獲得システムの構築・設計獲得優位のためのPCに基づく3D設計手法の構築。・・・建築にいたる道、はるか前をさまよっている私・・。
もっと・・早道があるのかもしれないジレンマに悩まされつつ・・・
やるぞ!!ってね。
それと、どうも、「システムを考える」のが日本人の弱点で、目が行かないところ・・ってのも思うのですが、いかがでしょう。
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